
ナッツ・種実
中程度の根拠カシューナッツ
無作為化試験の参加者392人をまとめたメタ分析で、総コレステロール・LDL・HDL・中性脂肪のいずれも有意な変化がありませんでした。収縮期血圧だけが3.39mmHg下がりました(95% CI −6.13〜−0.65)。ナッツならどれも同じ、ではありません。
カシューナッツは最後に入れてください。一緒に炒めるとしけるし、焦げれば苦みしか残りません。
2 人分25 分

鶏むね肉を2cm角に切り、醤油大さじ1/2と片栗粉大さじ1を入れて10分おきます。
カシューナッツを乾いたフライパンで弱火3〜4分煎って別に取り出します。ここで色をつけてはいけません——あとでもう一度熱が入ります。
パプリカは2cm、にんにくは薄切り、長ねぎは斜め切りにします。
フライパンを煙が立つまで熱し、油をひいて鶏肉を一層に広げて入れます。2分間触りません。
返して2分炒め、中まで火を通します。取り出しておきます。
同じフライパンでにんにくと長ねぎを30秒炒めて香りを出し、パプリカを入れて1分炒めます。歯ごたえを残します。
鶏肉を戻し、残りの醤油大さじ1をフライパンの縁から回し入れて30秒炒めます。
火を止めてからカシューナッツを入れて混ぜます。
カシューナッツを最後に、しかも火を止めてから入れる——これがこの料理のすべてです。 理由は2つ。
第一に、しけります。 ソースのあるフライパンで一緒に炒めると、カシューナッツが水分を吸ってサクサク感が消えます。この料理でのカシューナッツの役割は食感の対比です。しけてしまえば入れる理由がなくなります。
第二に、焦げます。 カシューナッツは脂質が43.8%。強火のフライパンでは30秒で色が行き過ぎ、その後は苦みしか残りません。
だから先に煎るときも色をつけません。 乾いたフライパンで弱火3〜4分は、香りを起こす程度です。
鶏むね肉に片栗粉をまぶすのは中華の「上漿」です。でんぷんが薄い膜を作り、水分が逃げるのを防ぎます。脂肪が少なくパサつきやすい鶏むね肉には、ほぼ必須の工程です。
一層に広げて2分触らないのも同じ文脈です。頻繁に返すと水蒸気が閉じ込められて温度が上がらず、焼けるかわりに煮えます。
醤油を縁から回し入れる理由は蒸発です。熱い金属に触れて一瞬で香りが立ちます。真ん中に注ぐと温度が下がり、ただ塩辛さだけが残ります。
成分を見ると2人分にカシューナッツ60gなので1人30g——ちょうどひとつかみです。ここから銅0.66mg(推奨量73%)とマグネシウム88mgが来ます。熱量はカシューナッツだけで1人166kcalなので、ご飯は控えめに。
無塩のカシューナッツを使ってください。 塩コーティング品を使うと醤油と合わさってナトリウムが倍になります。カシューナッツの収縮期血圧の根拠を思えばなおさらです。

ナッツ・種実
中程度の根拠無作為化試験の参加者392人をまとめたメタ分析で、総コレステロール・LDL・HDL・中性脂肪のいずれも有意な変化がありませんでした。収縮期血圧だけが3.39mmHg下がりました(95% CI −6.13〜−0.65)。ナッツならどれも同じ、ではありません。


