
黒豆とグリーンピースのサラダ
同じ試験で黒豆はLDLを下げ、えんどうは下げませんでした。だからこのサラダは両方を使いつつ、豆を多めに盛ります。
2 人分15 分

材料
- 黒豆(ゆでたもの)160g
- グリーンピース(冷凍)100g
- オリーブ油大さじ1と1/2
- レモン汁大さじ1
- 赤玉ねぎ40g
- ミニトマト100g
- パセリひとつかみ
- 塩少々
- 黒こしょう少々
- クミンパウダー小さじ1/2
作り方
冷凍グリーンピース100gを沸かした湯で90秒湯通しし、ざるに上げて冷水で冷まします。
ゆでた黒豆160gをざるにあけ、水で一度洗います。 缶詰ならかならず洗ってください。
赤玉ねぎ40gを細かく刻み、冷水に5分さらして水気を絞ります。辛みが抜けます。
ミニトマトを半分に切ります。
小さなボウルにオリーブ油大さじ1と1/2、レモン汁大さじ1、塩、こしょう、クミンパウダーを入れて混ぜ、ドレッシングを作ります。
大きなボウルに豆とグリーンピース、玉ねぎ、トマトを入れ、ドレッシングを回しかけて軽く和えます。
パセリは最後にのせます。 10分ほど置くと味がなじんでよりよくなります。
調理のコツ
このサラダの比率には理由があります。
2024年《Journal of Nutrition》に載った試験が、豆類を種類別に分けて見ました。
軽度高コレステロールの成人を一群60人ずつ三群に分け、1日120gの豆または120gのえんどう、あるいは同じ食品に白米を入れて6週間食べさせました。無作為、単盲検の設計です。
| LDLの変化(mmol/L) | 95%信頼区間 | |
|---|---|---|
| 豆 | −0.21 | −0.39 〜 −0.03 |
| えんどう | −0.11 | −0.29 〜 +0.07 |
豆は有意で、えんどうは信頼区間が0をまたぎました。 著者らの結論は「豆はLDLを下げたが、えんどうは下げなかった」です。
だからこのサラダは黒豆160gにグリーンピース100gです。 根拠のあるほうを多めに盛りました。
とはいえグリーンピースを外す理由もありません。 グリーンピースはビタミンC 40mgとルテイン2,480µgを持ってきますが、これは黒豆に事実上ないものです。二つの材料が互いに欠けたものを埋めます。
1人分の数字です。
| 1人分 | |
|---|---|
| 黒豆80g | 約106kcal、タンパク質7.1g、食物繊維6.6g |
| グリーンピース50g | 41kcal、タンパク質2.7g、食物繊維2.9g、ビタミンC 20mg |
| オリーブ油大さじ3/4 | 90kcal |
| トマト・玉ねぎ | 約18kcal |
| 合計 | 約255kcal、食物繊維9.5g前後、タンパク質10g前後 |
食物繊維9.5gは1日基準値の34%です。 一皿としては高いほうです。
ただし試験の量とは違います。 その試験が使ったのは1日120gでした。このサラダ1人分の黒豆は80gですから試験用量の3分の2です。そして試験は6週間毎日食べさせました。一食でコレステロールは動きません。
豆を洗う理由。
缶詰の豆の保存液には塩が入ります。ざるにあけて水で洗えばナトリウムが相当部分抜けます。 グリーンピースも缶詰を使うなら同じです——生のナトリウムが100gに5mgなのに缶詰ははるかに高い。
洗うとオリゴ糖も一部抜けます。 ガスが気になる方には助けになります。
レモン汁を使う理由。
味のためだけではありません。ビタミンCは植物性の鉄(非ヘム鉄)の吸収を助けます。 黒豆もグリーンピースも鉄を持っていますが非ヘム鉄なので吸収率が低い。レモン汁と生トマトのビタミンCが同じ皿にあれば吸収に有利です。
ただしグリーンピースのビタミンCは湯通しのあいだに減ります。 だから生トマトと生のレモン汁を一緒に置きます。火を通していないビタミンCが皿に残ります。
玉ねぎを冷水にさらす理由。 赤玉ねぎの辛み成分が水に溶け出します。5分で十分で、長く置きすぎると香りまで抜けます。
クミンを使う理由。 豆料理によく使われる香辛料ですが、油に溶ける香りなので、ドレッシングに混ぜるほうが豆の上に振るより行き渡ります。
10分置くとおいしい理由。 豆は表面がなめらかでドレッシングが付きにくい。時間を与えるとしみ込みます。ただし一日を超えて置くとグリーンピースが崩れます。
過敏性腸症候群があるなら注意してください。 黒豆もグリーンピースもオリゴ糖を含み、合わせると量が増えます。低FODMAP食中なら、このサラダは少量から試してください。
コレステロールが目的なら、この一皿ではなく習慣を見てください。 試験は6週間毎日でした。


