
果物
初期の研究パパイヤ
219人を集めた第III相・三重盲検・プラセボ対照試験が2026年に発表されました。抗がん治療で血小板が下がった患者で回復が速かった。ところがその試験が使ったのはパパイヤの葉のエキスで、この項目は果実についてのものです。
よく熟したパパイヤを使います。パパイヤの第III相試験は葉のエキスで行われたもので果実とは別であり、未熟な青パパイヤは妊娠中避けるほうが安全です。
2 人分15 分

パパイヤは半分に切って種をスプーンでかき出し、皮をむきます。 種は使いません。
果肉を2cm角に切ります。熟しすぎて柔らかいものはつぶれるので、指先に軽く沈む程度がよい。
きゅうりは皮つきのまま斜めに5mmに切ります。ビタミンKと繊維が皮のほうにあります。
落花生は乾いたフライパンで3分煎って粗く砕きます。油は引かないでください。
ボウルにパパイヤときゅうりを入れ、ライム汁大さじ2と塩を加えて軽く混ぜます。
混ぜすぎないでください。 パパイヤがつぶれ、きゅうりから水が出ます。
落花生と赤唐辛子、パクチーを最後にのせます。落花生は先に混ぜるとふやけます。
すぐ召し上がってください。 置くときゅうりから水が出て味がぼけます。
このサラダはよく熟したパパイヤで作ります。その点が大事です。
東南アジアのソムタムは未熟な青パパイヤを使います。このレシピはそれではなく、オレンジ色に熟したパパイヤを使います。理由は下に書きます。
まずパパイヤの根拠を正確に移します。
2026年《JCO Global Oncology》に第III相・三重盲検・プラセボ対照・多施設試験が載りました。抗がん治療で血小板が下がった患者219人のうち198人を解析し、4日目の血小板回復割合が59%対44%(p=0.042)でした。
よく設計された試験です。ところがその試験が使ったのはパパイヤ葉エキスです。
パパイヤを食べて血小板が上がるという根拠を、このサイトは確認できませんでした。 このサラダはその効果を狙ったものではありません。
では何のために作るのか。成分と組み合わせのためです。
1人分の数字です。
| 1人分 | |
|---|---|
| パパイヤ150g | 65kcal、ビタミンC 91mg、リコピン2,745µg |
| きゅうり100g | 15kcal、95.2%が水 |
| 落花生10g | 57kcal、タンパク質2.6g |
| ライム汁・調味 | 約8kcal |
| 合計 | 約145kcal、ビタミンC91mg以上 |
ビタミンCが1人分で91mgです。 成人の推奨量が100mg前後なので、一皿でほぼ1日分です。 ライム汁が加われば、それ以上になります。
ですから加熱しません。 ビタミンCは熱に弱く水に溶けます。このサラダのいちばん確かな値がビタミンCなので、加熱すればそれを捨てることになります。
きゅうりを入れる理由。 パパイヤは柔らかく甘いので、それだけではすぐ飽きます。きゅうりの歯ごたえと、ほとんど味がないことがその場所を埋めます。 そして100gで15kcalなので全体の熱量をほとんど上げません。
ここからが安全についてです。
第一に、妊娠中ならよく熟したパパイヤだけにしてください。
未熟な青パパイヤのラテックスは子宮収縮と結びつけられてきた記録があります。 人で確定したものではありませんが、資料が十分でないほうに危険を冒す理由はありません。
第二に、ラテックスアレルギーとの交差反応です。
パパイヤにはラテックス成分があり、天然ゴムラテックスにアレルギーのある方がパパイヤに反応する例が報告されています。 ラテックス-フルーツ症候群といい、バナナ・アボカド・キウイ・くりも同じ一覧です。
ラテックス手袋に反応したことがあるならはじめて食べるとき気をつけてください。
そしてこのサラダには落花生が入ります。 落花生アレルギーは多く、重くなることがあります。人に出すときは必ず伝えてください。 落花生の代わりに煎ったかぼちゃの種やひまわりの種を使っても構いません。
第三に、パパイヤの種は使いません。 こしょうに似た辛みがありますが、動物研究で高用量が精子に影響したという報告があり、人での安全性資料が十分ではありません。
選び方。 皮が緑から黄色へ移り、指先に軽く沈めばよい。完全に緑ならこのレシピに使わないでください。
未熟なら常温に置いてください。 冷蔵庫に入れるとその状態で止まります。
パパイヤ独特の香りが気になるならライム汁を増やしてください。酸がその香りを抑えます。
きゅうりを先に切って置かないでください。 水が出てサラダの味がぼけます。