
ケール vs ほうれん草:同じ数字でも吸収は違う
ほうれん草が表の複数の行で上回りますが、ほうれん草自身のシュウ酸が自分のミネラルを捕まえます。ケールはシュウ酸が低く、表の数字がそのまま使えます。


ケール — 優れている項目
- 食物繊維
ほうれん草 — 優れている項目
- ビタミンA
- ビタミンK
- βカロテン
- カリウム
栄養成分の比較
可食部100gあたりです。両方に数値がある項目だけを表示し、エネルギーや糖質のように多ければよいわけではない項目には優劣を付けません。
| 栄養成分 | ケール | ほうれん草 |
|---|---|---|
| エネルギー | 35 kcal | 23 kcal |
| たんぱく質 | 2.9 g | 2.9 g |
| 炭水化物 | 4.4 g | 3.6 g |
| 食物繊維 | 4.1 g | 2.2 g |
| ビタミンA | 241 µg | 469 µg |
| ビタミンK | 390 µg | 483 µg |
| βカロテン | 2870 µg | 5,626 µg |
| カリウム | 348 mg | 558 mg |
まとめ
この比較は、表をどう読むかについてのものです。
ほうれん草はビタミンK 483µg、βカロテン5,626µg、葉酸194µgで複数の行で上回ります。鉄2.7mgも葉物野菜としては高い。ところがほうれん草はシュウ酸の多い野菜の代表です。シュウ酸は鉄とカルシウムに結びつき、吸収されない形にしてしまいます。表に書かれた鉄と実際に体へ入る鉄の差が、食品のなかでもとりわけ大きい。
ケールにはその問題がありません。 シュウ酸が低いので、カルシウム254mgのかなりの部分が実際に使えます。葉物のカルシウムはふつう当てにしにくいのですが、ケールは当てにできるほうです。ビタミンCも93.4mgとオレンジより高く、ルテインは6,260µgでこのサイトの材料のなかで最上位です。
だからといってほうれん草を外す理由はありません。 葉酸194µgはケールにない行ですし、シュウ酸はゆでて湯を捨てればかなり抜けます。ほうれん草を生で大量に食べるより、ゆでて食べるほうがよい理由がここにあります。
腎結石の既往があるなら話は変わります。 シュウ酸カルシウム結石はもっとも多い種類で、ほうれん草はシュウ酸の多い食品の上位にあります。その場合はケールのほうが安全です。主治医に相談してください。
どちらもビタミンKが非常に高い。 ワルファリンを飲んでいる方は量を急に変えないでください——やめろという意味ではなく、一定に保ってくださいという意味です。