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さつまいも vs じゃがいも:「さつまいものほうが健康的」の実際

さつまいもはβカロテンで圧倒しますが、ビタミンC・カリウム・ビタミンB6はじゃがいもが上です。カロリーはほぼ同じです。

さつまいも

野菜

さつまいも

βカロテンと食物繊維は確かな長所ですが、調理法しだいで血糖への影響は倍近く変わります。

じゃがいも

野菜

じゃがいも

じゃがいも全体の摂取は2型糖尿病リスクと関連しませんでした。リスクが上がったのは揚げたじゃがいもだけです(ハザード比1.12)。

さつまいも — 優れている項目

  • 食物繊維

じゃがいも — 優れている項目

  • たんぱく質
  • ビタミンC
  • カリウム

栄養成分の比較

可食部100gあたりです。両方に数値がある項目だけを表示し、エネルギーや糖質のように多ければよいわけではない項目には優劣を付けません。

成分表の基準

じゃがいも
皮つき生じゃがいも100gあたりです。中くらいのじゃがいも1個が約170g。揚げると同じ重さで熱量が3〜4倍になります。
栄養成分さつまいもじゃがいも
エネルギー86 kcal77 kcal
たんぱく質1.6 g2.05 g
炭水化物20.1 g17.5 g
食物繊維3.0 g2.1 g
ビタミンC2.4 mg19.7 mg
カリウム337 mg425 mg

まとめ

「さつまいものほうがじゃがいもより健康的」という話が広く出回っています。表を見ると、そう単純ではありません。

さつまいもがはっきり上回るのはβカロテンです。 100gに8,509µgで、じゃがいもには事実上ない成分です。これが体内でビタミンAに変わり、ビタミンA 709µgになります。オレンジ色が濃いほど多い。この一行だけでもさつまいもを食べる理由になります。

ところがじゃがいもが上回る行のほうが多い。 ビタミンCが19.7mg対2.4mgで8倍、カリウムも425mg対337mgです。ビタミンB6は0.298mgで、さつまいもの表にはそもそもない行です。カロリーは77kcal対86kcalで、むしろじゃがいもが低い。

血糖の誤解にも触れておきます。 さつまいもは「低GI」として紹介されがちですが、調理法で大きく変わります。ゆでたさつまいもは比較的低く、焼き芋は高い——焼くあいだにでんぷんが糖に変わるからです。じゃがいもも同じように調理法で分かれます。品目ではなく調理法の問題です。

βカロテンは脂溶性です。 さつまいもを油なしで食べると吸収が落ちます。オリーブ油をかけるか、ナッツと一緒に食べるほうがよい。

じゃがいもは芽と緑の部分を取り除いてください。 ソラニンがそこに集まります。さつまいもにはない注意点です。

結論は交互に食べることです。 ビタミンAを満たすならさつまいも、ビタミンCとカリウムを見るならじゃがいも。どちらも揚げてしまえば、この比較は意味を失います。

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