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豚肉

豚肉の効果:ビタミンB1の含有量が他の肉と桁違い

豚肉のチアミンは牛肉の8倍を超えます。部位の選択が脂質の摂取量を左右します。

公開 2026年9月2日2分で読めます

豚肉が他の肉とはっきり分かれる点は ビタミンB1(チアミン) です。100gに0.87mgで牛肉(0.1mg未満)の8倍を超え、一食で1日必要量の70%以上を満たします。

チアミンは糖質をエネルギーに変える過程の重要な補酵素です。米を中心とした食事に豚肉が並ぶ組み合わせは、栄養学的にうまくかみ合っています。

主な効果

  1. ビタミンB1が糖質代謝に不可欠

    チアミンはブドウ糖をエネルギーに変える酵素の補酵素です。欠乏は脚気や神経症状につながり、精製糖質が多い食事ほど必要量が増えます。

  2. 部位によって飽和脂肪が大きく違う

    ヒレやももの脂質は100gあたり3〜5g程度と鶏むね肉に近い水準です。一方バラ肉は30gを超えます。「豚肉」という一語が、まったく別の二つの食べ物を指しているわけです。

  3. セレンが豊富

    100gで1日必要量の半分を超えます。セレンはグルタチオンペルオキシダーゼの構成成分で、抗酸化の守りに関わります。

  4. 完全たんぱく質と亜鉛を供給する

    100gにたんぱく質27g。亜鉛は牛肉より少ないものの意味のある量で、免疫細胞の働きと傷の治癒に必要です。

上手な食べ方

  • ヒレ・ロース・ももを基本に、バラ肉は頻度を調整しましょう。
  • 中心温度63℃ まで火が通れば十分です。かつての基準(71℃)より下がっており、それ以上はパサつきます。
  • にんにくや玉ねぎと合わせる 組み合わせには根拠があります。アリシンがチアミンと結合し、吸収と体内保持を助けると考えられています。
  • 炭火の直火で焦がす と有害物質が生じます。脂が落ちて煙が上がるときは特に注意を。
  • 葉物野菜で包んで食べると、食物繊維とカリウムを補えます。

注意したいこと

  • 加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージ) はIARCグループ1の分類対象で、赤身とは分けて考える必要があります。
  • バラ肉や肩ロースは飽和脂肪 が多く、LDLコレステロールに影響します。
  • 加熱不足の豚肉 は寄生虫と細菌感染のリスクがあります。ひき肉は必ず中心まで加熱してください。
  • 痛風 がある場合はプリン体の量を考慮してください。
  • 腎疾患でリンやたんぱく質を制限中なら、量の調整が必要です。

栄養成分

可食部100gあたりのおおよその値です。

エネルギー
242 kcal
たんぱく質
27.3 g
脂質
14 g
ビタミンB1
0.87 mg
セレン
38 µg
亜鉛
2.4 mg
リン
246 mg
ビタミンB12
0.7 µg

主な栄養素

  • ビタミンB1
  • たんぱく質
  • セレン
  • 亜鉛
  • リン

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