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鴨肉

鴨肉の効果:脂が多いという誤解と不飽和脂肪の比率

鴨の脂は半分以上が不飽和脂肪です。ただしそれは皮を取り除いた場合の話です。

公開 2026年9月11日2分で読めます

「鴨は不飽和脂肪だから大丈夫」という話は半分だけ正解です。鴨の脂の脂肪酸組成は、実際に鶏や牛より 一価不飽和脂肪の比率が高い のです。主成分はオレイン酸で、オリーブオイルと同じ系統になります。

しかし組成と総量は別の問題です。皮つきの鴨肉は脂質が100gあたり30g近くになります。「どんな脂か」と同じくらい「どれだけ食べるか」が重要です。

主な効果

  1. 脂肪酸の組成が他の肉より有利

    鴨の脂は一価不飽和脂肪の比率が高く、飽和脂肪の比率が相対的に低くなっています。同じ量の脂であれば、牛や豚の脂より血中脂質への影響が穏やかな方向に働きます。

  2. 鉄が鶏肉より多い

    100gに2.7mgで、鶏むね肉(0.7mg)の4倍近くあります。ヘム鉄なので吸収率も高めです。鴨の身が赤いのもこのためです。

  3. 完全たんぱく質を供給する

    100gに23.5g。必須アミノ酸の構成がバランスよく、セレンやナイアシンも併せて含みます。

  4. ビタミンB群が豊富

    ナイアシン(B3)が100gに5.1mg。エネルギー代謝と皮膚・神経の機能維持に関わります。

上手な食べ方

  • 皮を取り除くと脂質が3分の1以下になります。 最も効果の大きい一手です。
  • 燻製より焼きや水炊き が向きます。燻製の過程で多環芳香族炭化水素が生じることがあります。
  • 焼くときは出た脂を捨てましょう。 鴨は調理中に多くの脂が出ます。
  • にらやセリと合わせる食べ方 は、食物繊維とカリウムを補ってくれます。
  • 鴨の脂は発煙点が高く炒め物に向きますが、脂であることに変わりはありません。

注意したいこと

  • 皮ごと食べるとカロリーと飽和脂肪が大きく上がります。 「不飽和脂肪だから大丈夫」という話の前提は皮を外すことです。
  • 燻製鴨は塩分が高く、加工肉に該当する製品もあります。表示を確認してください。
  • 痛風 がある場合はプリン体の量を考慮してください。
  • 加熱不足の家禽はサルモネラやカンピロバクターのリスクがあります。中心まで火を通してください。
  • 腎疾患でたんぱく質制限中なら、摂取量は主治医と決めてください。

栄養成分

可食部100gあたりのおおよその値です。

エネルギー
201 kcal
たんぱく質
23.5 g
脂質
11.2 g
2.7 mg
セレン
22 µg
亜鉛
1.9 mg
ビタミンB3
5.1 mg
ビタミンB12
0.4 µg

主な栄養素

  • たんぱく質
  • セレン
  • ビタミンB3
  • 亜鉛

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