ざくろジュースのポリフェノール濃度は、赤ワインや緑茶より高く測定されます。その中心にあるのが プニカラギン という独特のタンニンです。
一方、韓国などでよくある「ざくろ=女性ホルモン」という話は慎重に見る必要があります。ざくろ種子油に植物性エストロゲンが含まれるのは事実ですが、更年期症状を扱ったヒト研究は数が少なく結果も一致していません。
主な効果
抗酸化能が非常に高い
プニカラギンとアントシアニンが合わさり、測定上の抗酸化指標が高く出ます。腸内細菌がこれをウロリチンAに変換し、この代謝物自体が近年の研究対象になっています。
血圧については根拠が比較的しっかりしている
ざくろジュースのランダム化試験をまとめると、収縮期・拡張期ともに有意な低下が見られました。1日150〜250ml程度がよく使われた量です。
炎症の指標を下げる
CRPやIL-6といった指標の低下を報告する研究が複数あります。透析患者や代謝疾患のある人など、炎症が高い集団で変化がはっきりしていました。
果物の中では食物繊維が多い
果粒100gに4g。ただしこの繊維は噛んで飲み込む種にあるため、ジュースだけでは得られません。
上手な食べ方
- 種ごと噛んで食べましょう。 食物繊維の大半は種にあります。
- 水の中で果粒を外す と、果粒は沈み白い薄皮は浮くので作業が楽です。
- ジュースは100%かどうか確認を。 ざくろ「風味」の飲料は砂糖水に近いものです。
- ヨーグルトやサラダに散らせば 調理なしで食べられます。
- 冷凍保存が可能で、解凍後もポリフェノールはよく保たれます。
注意したいこと
- ざくろは 一部の薬物代謝酵素(CYP3A4など)を阻害 することがあります。スタチン、一部の降圧薬、免疫抑制薬を服用中の方は大量摂取の前にご相談ください。
- 降圧薬を服用中 なら血圧が下がりすぎないか確認してください。
- ジュースは糖が濃いため、血糖を管理しているなら果粒を選びましょう。
- 更年期症状を狙った高用量のざくろ抽出サプリは根拠が弱いため、慎重に判断してください。
栄養成分
可食部100gあたりのおおよその値です。
- エネルギー
- 83 kcal
- 炭水化物
- 18.7 g
- 食物繊維
- 4.0 g
- 糖質
- 13.7 g
- たんぱく質
- 1.7 g
- ビタミンK
- 16.4 µg
- 葉酸
- 38 µg
- カリウム
- 236 mg
主な栄養素
- アントシアニン
- ビタミンK
- 食物繊維
- 葉酸
- カリウム