キウイのビタミンC量はオレンジの2倍近くあります。ただ、近年の研究が集中しているのは別の領域です。
慢性便秘を対象としたランダム化試験で、1日キウイ2個 がプルーンやサイリウムと同等かそれ以上の排便改善を示し、腹部の不快感はより少なくなりました。水分を抱え込む独特の食物繊維構造で説明されています。
主な効果
排便の回数と快適さを改善する
慢性便秘の患者を対象とした複数のランダム化試験で、1日2個の摂取が週あたりの排便回数を増やし、張りを減らしました。刺激性下剤と違い習慣性がありません。
ビタミンCの密度が非常に高い
100gに93mgでオレンジの約2倍。ゴールドキウイはさらに高くなります。1個で1日の必要量を十分に超えます。
アクチニジンがたんぱく質の消化を助ける
キウイのたんぱく質分解酵素アクチニジンは、肉や乳製品のたんぱく質の胃内での分解を速めます。肉を柔らかくするのに使うのも同じ原理です。
睡眠の質の研究に登場する
就寝1時間前にキウイ2個を4週間とったグループで、睡眠時間と効率が改善したという小規模研究があります。標本が小さく予備的な結果です。
上手な食べ方
- 皮ごと食べられます。 食物繊維が大きく増えます。産毛が気になるならこすり洗いするか、ゴールドキウイを選びましょう。
- 乳製品と長く置かないこと。 アクチニジンが乳たんぱく質を分解して苦みが出ます。ヨーグルトには食べる直前に。
- 硬いものはりんごと一緒に紙袋へ 入れると早く熟します。
- 肉の下味は30分を超えないように。 長すぎると食感が崩れます。
- 便秘目的なら研究どおり1日2個を継続してください。
注意したいこと
- ラテックス・アボカド・バナナのアレルギーがあると 交差反応 の可能性があります。キウイは子どもの食物アレルギーの原因としても比較的多いものです。
- シュウ酸 を含むため、シュウ酸カルシウム結石の既往がある方は大量摂取を避けてください。
- アクチニジンで 舌がぴりぴりする ことがあります。加熱すれば消えます。
- ワルファリン 服用中はビタミンKの摂取量を一定に保ってください。
栄養成分
可食部100gあたりのおおよその値です。
- エネルギー
- 61 kcal
- 炭水化物
- 14.7 g
- 食物繊維
- 3.0 g
- 糖質
- 9.0 g
- たんぱく質
- 1.1 g
- ビタミンC
- 93 mg
- ビタミンK
- 40 µg
- カリウム
- 312 mg
主な栄養素
- ビタミンC
- ビタミンK
- 食物繊維
- カリウム
- 葉酸