オメガ3といえばサーモンを思い浮かべますが、さばのEPA・DHA量はサーモンより多い のです。100gあたり2.6gで、サーモンの2.2gを上回ります。
さらにさばは食物連鎖の下のほうにいるため水銀の蓄積が少なめです。マグロやメカジキのような大型魚と違い、妊娠中でも勧められる低水銀魚に入ります。
主な効果
EPA・DHAが中性脂肪を下げる
オメガ3脂肪酸は血中の中性脂肪をはっきり下げます。週2回以上脂ののった魚を食べる集団で心血管疾患リスクが低かったという観察研究が数多く積み上がっています。
ビタミンDを食品から満たせる
100gに16µg(640IU)とサーモンより多く含みます。意味のある量のビタミンDを含む食品はごくわずかなので、屋内で過ごす時間が長い方や日照の少ない冬には価値があります。
水銀が少なく妊娠中も勧められる
マサバ類は低水銀の魚です(キングマッケレルは別種で高水銀のため避けます)。DHAは胎児の視覚・認知の発達と関連するため、妊娠中の摂取はむしろ推奨されます。
ビタミンB12とセレンが豊富
100gでB12の1日必要量の3倍以上を満たします。セレンは抗酸化酵素の構成成分であり、水銀の毒性を一部打ち消すことでも知られています。
上手な食べ方
- オメガ3は熱と酸素に弱い成分です。 強火で長く焼くより、中火の塩焼きや煮付けが向きます。
- 脂は皮の近くに集まっています。 パリッと焼いて一緒に食べましょう。
- 焼いて出た脂を捨てると オメガ3も一緒に捨てることになります。煮付けや蒸しのほうが損失が少なくなります。
- さば缶も良い選択です。 骨ごと入っているのでカルシウムも取れ、汁にオメガ3が残ります。
- ヒスタミンが生じやすい魚なので鮮度が重要です。購入後すぐ下処理して冷蔵してください。
注意したいこと
- さばは ヒスタミン中毒(スコンブロイド) の代表的な原因魚です。常温に長く置くと、加熱しても消えないヒスタミンが生じます。
- キングマッケレル は別種で水銀が高く、妊娠中は避けるべきです。
- 痛風 がある場合はプリン体の量を考慮してください。
- 塩さばは 塩分が非常に高い です。
- 抗凝固薬の服用中、高用量オメガ3サプリとの併用は相談が必要です(魚を食べること自体はたいてい問題ありません)。
栄養成分
可食部100gあたりのおおよその値です。
- エネルギー
- 205 kcal
- たんぱく質
- 18.6 g
- 脂質
- 13.9 g
- オメガ3
- 2.6 g
- ビタミンD
- 16 µg
- ビタミンB12
- 8.7 µg
- セレン
- 44 µg
- カリウム
- 314 mg
主な栄養素
- オメガ3
- ビタミンD
- ビタミンB12
- セレン
- たんぱく質